2012年5月25日金曜日

よい子:顔が抜けました

原型は随分前に終わってたのですがアレコレで出来ず。
ようやく樹脂置換しました。

グラスアイは4mm茶色でレンズつき。
レンズ無しに比べるとイキッとしますが、作るのが難しくてのう・・・・。
キチっと作れるようになったらお分けしたいです。

ほんとーに綺麗だもの!
この感動を、私以外の作り手さんにも味わってもらいたいです。



次は緑色の目 作りたいな。
グリーンアイ!

「おれの屍を踏みしていってくれ 2」

熱(略)失敗2

今回は蓮コラみたいなブツブツ画像があります。苦手な人は注意。


お次はシリコンゴムの効果促進について。長いので先にまとめ。

まとめ:
リスクはあるけど24時間硬化型が 3 時 間 でガチムチに!



注型かたどり剤のシリコーンゴムは高温と高湿度で硬化促進するんですって。
ふーん。 そーかそーか。
夏はあっというまにガチムチになるのに、冬は同じ時間をかけてもフニャプヨだってのはそういう理由なのね。

 私が使っているのは造形村透明シリコンです。
(透明でないシリコンでも使えるテクニックだと思います)
標準硬化時間は24時間ですが、昨年の夏に温室に放置したら6時間でガッチムチになってくれました。

で、ある日、お湯を張った発泡スチロールに入れたら硬化早くならない?
ということで実践してみましたら、盛大に失敗しました。
今回の写真は盛大に失敗したときのものではなくプチ失敗例です。
最初の失敗を踏まえて、どうにか使えそうなポイントを探してみたのですが。



こちら一面目は常温で普通に一晩(8時間)放置しました。
( この時期なら8時間経てばひっくり返して 次へ行けます。)


問題はこちら。
MATTです。
常温で三時間放置したあと、熱湯を張った発泡スチロールに入れて硬化促進しました。

アップ。
下段はさらにアップ。
水玉模様が出来ています。
表面の温度差から水蒸気が水になり、そこから硬化したんでしょうか。


この方法の問題点
・硬化反応があまりに早すぎて気泡を追い出したつもりでも複製品が泡だらけ
・透明なのに透明じゃねえ。ほぼ中身見えん。

(↓逆光でぼんやり見えるぐらい)

考察

脱泡機+白色シリコン+発泡スチロールお湯硬化促進 

の条件が揃ったら、効率がよくなるかもしれません。8時間硬化型なら2時間も夢じゃない。

しかし私は手流しでシリコンの脱泡もロクにできていません。

初回の失敗の時は流した直後に硬化促進をはじめたので、表面は曇るし大きな泡さえ抜けきらないうちに硬化してしまって原型の周りに泡がつき、プツプツだらけの複製品になりました。


そこで今回は流してから指紋がつく程度まで硬化を待ってから硬化促進しました。
原型まわりの泡が抜けるのを待つのと、表面の荒れが軽減されるかと期待して。
結果は泡の付着は無かったものの表面はマットに。
泡が無いのは型として合格。マットになる点は白シリコンだったら減点なし ですかね。


次は表面がだいたい硬化してから硬化促進させる前に、ラップで表面を覆ってみようと思います。


とうことで今回はここまで。
いい結果が出たら、またいつかご報告したいです。

2012年5月24日木曜日

「おれの屍を踏みしめていってくれ」

どうも。
今回は造型メモです。ネタは随分前からデキてましたが書くヒマがなくてようやく。

ダラダラ長くて自分でも面倒になったので縮めました。


・「キャストとかレジンってなんなの?」(デコやアクセ作りで出てくるアレ)
・熱エネルギーを利用した造型の効率化~失敗編~その1 

は次の記事にします。


お題は「熱エネルギーを利用した造型の効率化~失敗編~ その2」

熱を加える(=温度を上げる)と化学反応が促進されます。それを利用した効率化についての失敗例です。
みんな、やりすぎは注意だ!!

右のリンクでご紹介している、サンダー氏のスカルピー解説「野望の王国」では私の常識がひっくり返るようなテクニックがいくつも紹介されていました。
スカルピーで遊ぼうという皆さんは興味深い記事ばかりだと思います。ぜひどうぞ。

さて
その中で、早速使ってみたテクニック!
「缶サフをお湯で温めよう!」
実践しましたよー。

これスゲーのなんの!
まずね、サフの音から違う。常温だと吹く時の音が「プシュ~」なのに対して「シャッッ!!」に変わります。すげぇ!
素晴らしい情報をありがとう!!!!!

方法は缶入りのサーフェイサーを缶ごと湯せんで温める。
容器にお湯を入れ、サフ缶を入れたら温まるまで待つ。温まったら中身を振って混ぜ、中まで温まってないようなら温まるまで繰り返す。




そんで、どんな効果があるかというと、まず乾くのが早い。めちゃ早い。それから熱で缶の内圧が上がるので塗膜が薄い。これが一番凄い。

乾くのが早いから(5分ぐらいで次吹ける)作業の効率があがり、ガンガンすすめられる。お湯沸かす手間なんて乾燥待ちの時間で「おツリが来て」余っちゃう。
でさ、私サルなので、缶の温度をジャブジャブ上げまくったわけよ。
そしたら缶の上の白いトコが勢いよく吹っ飛んだ。ついでに指の皮を削って行った。

これ。


わかります?

これ。
コンベックス(  [( ) であるところが、みるからにコンケーブ(  [) ) 。

バゴッ! って音がして変形しました。
まずは熱反応を止めて冷やさねばならんとカップから引き上げようにも熱くて持てなかった。指の皮だけで済んでよかったよ・・・。
多分缶の温度が80度超えてた。素手で持てなかったもの。


まとめ
・素手で持てないほど温度を上げるな(せいぜい60度ぐらい)



くれぐれも、やろうって方は自己責任で。

2012年5月20日日曜日

なぜ人は人を作るか

(今回の記事は自分語りでウザイです)

ながらくほったらかしで失礼しました。
無題の投稿だと拾われないとサボってたら、ちょくちょくブログ村から見に来ていただいてたみたいで・・・すみませんでした。

グラスアイの通販を開いていて、準備中にどうしようもなくつまづいて進めない―予測を大きく外れた作業ができてしまい、余裕が無くなっちゃってました。
 
ちなみにグラスアイショップはこちら。
http://coeurlapin.cart.fc2.com/


 で タイトルなのですが。
「なぜ人は人を作るのか」
なんでだろう。

実は絵を描くのが好きで、時間があれば絵を描いてる時期がありました。
絵と立体では表現できるものが違います。
「なぜ人は人を描くのか」、 絵だったら、
・人間は人間の社会で生きてるから、という社会性の面、
・そもそも日本人はキャラクター化が好きだからという、民俗論こじつけ、
(昔は日本といえば花鳥風月が芸術のモチーフに多かった点で、やや納得できないものがある)

なんてのが見つけた解のうちの有力ツートップ。
3DCGもやってましたがあれも自分の中では「絵」ですかね。

そしてお人形ですよ。なぜお人形作りたくなっちゃうんでしょう。
私は市販のお人形に親しんでからまだ数年ですし、作り始めたのは今年からですし。

「作る」ことは楽しい。失敗したって、楽しいんです。
 これから作り進めるうちに絵とは違った解が見えてくるんじゃないかと楽しみです。