2012年11月27日火曜日

1/12ドール 組んでみました

どうも。
表面処理をなんとか終わらせ、この寒いのにシリコンの硬化促進しまくり、樹脂も硬化おそいのでヒーターの前に置いてヤキモキ作りました。
 ・・・色んなものを犠牲にしながら、甲斐なく自立しなかったけどね!
 
唯一の救いは椅子に座るのはGOODというとこでしょうか。 
椅子はハジオット社製。よい子は子ども(120~130cm)なので大人用の椅子だと足ブラブラなのです。

こちらはBROWNIE!さんと。ブラウニーが幼SDに見えてきました・・・。


まだ表面整えてないです。カッターで落としただけです。
頭パーツだけ表面処理が違うので、質感が違って見えちゃいますね。
座らせた画像がどちらも曲座っぽいですが、左右差や歪みはなく、 どちらもこのポーズで撮ってしまったようです。
テンションの具合で立つかもしれませんが、明らかに設計ミスで自立しません。
うう、次こそ自立するよう頑張る・・・。

2012年11月24日土曜日

よい子10 手と足

いっぱい写真あるよ。
見ごたえがあるリッチな写真じゃなくて記録写真ばっかりでございます。
(いっぱいあるので殆ど自動補正程度です。すんません。)

仕事の合間にコツコツと作ってました。
先週は抜歯後の断食週間で、仕事も結構進むし時間が取れました。
もとから食事の準備や片付けに掛かる時間が勿体無くて一日2食なんですが抜歯のおかげで一食以下になるわ、おかげで冷蔵庫の中身へらないわ=買い物へ出掛ける時間も要らないわで、空腹感以外は製作に没頭できる充実した日々でした。



こちら、腰部切断しました。
稼動はあまり無いのですが、複製の都合で切らないとかなり難しいために。
前後に3ミリ程度動きますが、ヒネリや動きよりも安定して座らせることができるように重心移動が主眼です。

積んでみた。両足積むと足指方向へ倒れちゃう。


ここから足指造形の様子です。
なんか一生懸命撮った日があって、カメラにありました。
1先日のを削り落として盛りなおし。大まかに親指から
2順に人差し指、中指途中
3ドヤッ という角度なのでこれで完成、一度焼いたのでしょう。
4そして右足も造形・・・
5しかし後で作った右足をみて、再々度左足を作り直し。

6多分これで気が済んだ。


これまた別の日の手の様子。(足は1.5日、手は3日ぐらいかかってます)
右手で本のページをめくり、左手で本を押さえているような「本を読む」手にしたい予定。
大きな書斎の中で静かに本を読む姿を作りたい。

1手を新造。いろいろ考えて、針金で芯を作って盛ろう計画。
2光硬化パテで針金同士を仮止めしたら、余分なパテを落として手の形に曲げます。
3その上に粘土盛ってみた。
4が、針金には粘土を乗せても滑るので、うすーくパテでコーティングしてみる。
5指の形や芯の形が気に入らないので削ったり切り離したり。

6手の甲から盛り付けてとりあえず焼いてみた。 が手のひらの造形に針金が出てきてしまってこれはボツに。
7今度は針金でなくて大まかな形の粘土を芯にして盛りつけ。これは結構上手く行った。
8でこれが両手そろったところ。


それなりの質で作りたいとがんばりましたが、今の自分にはこのあたりが限度です。
「諦めんなよ!オマエそんなもんじゃないだろ!!」とか言いたいのは山々でありますが、
プロジェクトは終わりが決まっていればこそ。今回はこの手でいきます。

よい子にはちと大きいんだよね・・・多分1/12の成人女性にちょうどぐらい。


自分用メモ:
手指(足指)は作りにくいところから作る、仕上げる。(物理的にそれ以外方法がない)
材料はケチらない!(芯に粉々だった資材を寄せて作ったらモキモキ割れまくった)


爪はね・・・「1/12でも爪ありますよ」とか言われたんだけど、指一本だけ作ってそこに造形すんのは可能なんだけどギリギリの攻めをした手の指にモールド作るのは精神的に無理でした。
あとは複製する時の都合で指先は樹脂がゲチョゲチョにはみ出て総グルーミングなので作っても無駄になる可能性80%以上。
塗装でなんとかできたらいいなあ。

今は下半身の表面処理と、手腕の関節調整、逆止構造とか入れてます。今日中にシリコンいけたらいいな。

2012年11月13日火曜日

1/12お洋服仮縫い

どうも。お洋服縫ってました。
この暇人め って自分でも思う。思いますよ。

いやね、今朝ね、親不知を抜歯してきて、痛いだけかと思いきや血がなかなか止まらない不快感もあったので、仕事投げて遊びに全力投球してました。(今現在腫れてます。ホッペに湿布貼ってみた。きもちいい。)
一日遊んでたらオメーもっとマシなのできるんじゃん? と言われそう。 ま いいのいいの。

手縫い最強。

※着せられませんでした


上二枚は胴体パーツに着せています。
下は布だけ。黒い糸で縫ってしまったのでかっこ悪いなー。

先日のデザイン画に近いものにはなってますが、いかんせん人間と肩が大きく違って袖を通せないのでまだ何度か仮縫いをすることになりそうです。


で、こちらが着れなかった型紙。
肩山だけは攻めてみた。がんばってみた。優雅さが出たらいいな。
前から試してみたかった、レーザープリンタで印刷した紙をそのままアイロンがけで布へ転写してみました。
レーザープリンタとかコピー機は、トナー使ってるからいけるんじゃないの。と前から思ってました。
できましたよ。 白い布限定かもしれませんが。
 (トナーは発色顔料の微粉末ひとつぶひとつぶがロウでコーティングされたもの。印刷するときはガラス管を帯電させてトナーを拾い、紙の上へトナーを移して加熱し定着させます。)

 ウチのプリンタで試したところ、0.75の線では若干薄いです。思い切って1ptぐらいで印刷して転写するといいんじゃないでしょうか。
一応書いておきますけど、この方法で布が傷んだりするかもしれません、ごめん。自己責任でよろしくです。
濃い色の生地では試してませんので、あくまで仮縫い用に使えそうだなってことで。

2012年11月12日月曜日

よい子9 膝とか

どうも。
足首のすり合わせと股関節の調整を終えました。次は膝です。
テンション無いと立たないかと思ってたら立ちました。わーい。
この大きさのお人形をつくろう、と思った所でちょうどドールズハウスドールの少女スケールである事に気づき、「ドールズハウスがスケモならば、ドールのスケモがあってもいいじゃないか。」と閃いてめっぽう製作乗り気になったのを覚えています。
(同時に日本で好まれているミニチュア(=1/12スケール=ドールズハウスの縮尺)では、ドールを入れないのが主流というのも知り、これを作り上げて世の中に提案したら同受け取られるんだろうか、と思いがあったとかなかったとか。)


大きさで制約がかなりありながら、自分で作れるもの・作れないものを一通り考え、GOサインが出たのですが、自分自身の造形力というのは計算に入れなかったのかと今になってもんどりうっています。
マジで。
ゴムを留めるSカンかそれに類似するものがホントに無くて、自分で針金鍛えて作るかってぐらい究極です。市販の一番小さいCカンなんてヨユーでむりっす。フレンチワイヤーを切って二重カン作るぐらいしか。いやそれ強度どうなのよ、・・・てなってて、いまだに一番「下の策」しか解決法がありません。  まだまだ、なやむ。模索します。



写真は現在の様子です。膝を切って半球と受けを仕込みました。
膝は正座とか考えてないので単関節です。
まさに凸凹の膝切開線は、もーちょいなだらかにしたい。


関節の作り方は、切ってから入れたい場所に球を配置し、受ける方をだいたい半球に削ります。
球が半分うまるぐらい削ったら、粘土なりを詰めガラス球を押し付けます。
その後、可動範囲の調節に動作方向の裏を削ります。
あんまり削った部分が大きい場合は球へ粘土を盛って表面の極端な凹凸を埋めるようにします。

なんかフィギュアみたい。


・・・明日は人生に数度のイニシエーション、下顎の親知らずの抜歯でございます。
痛いらしい。痛むらしいのでガクブルです。

2012年11月8日木曜日

よい子8 美脚になりたい

どうも。仕事の合間にシコシコと作っています。
普段見ないスケールでの作業なので、軽く気持ち悪くなりながらチビチビやってます。

今作っているのは足部分。
最初のプロトタイプで服を着せたときの重心やら布の引っ張りで立たなくなるのがよく分かったので、関節と受けを思案しながら仕上げています。

まだ膝関節が無い(驚愕)
作りたい、目指している所は何となく伝わるようになりつつあるはず・・・

足首の可動は後ろ方向のみ。自立をメインに考え球を小さく、かみ合わせの凹凸を大きくしました。足はぴんと立たせた姿勢で、膝とくるぶしが触れ合います。
膝の切開線は外側が下がるようにするかなー。

足首の関節と受けの擦り合わせがいい所まで来たので足指を作っているところです。
ポリパテの塊だったものを足の形に整えてから、指をスカルピーで後乗せしています。
4分焼いたら見事にコゲたね!

作り順は、
足の指先に指の下書き(5本指)を入れ、
一番大きな親指を残して厚さ半分ぐらいに削る(上の写真&下の左側の足)
その後削った箇所をもう一度下書きして、指先の形を削りだす
こんなかんじ。

 >  小指
 >
 >
 >
  ) 親指

先端形状のアタリが付いてるのと、ポリパテで足裏の下地があるので造型が楽です。

爪の作りこみは諦めた! 諦めている!親指だけはできるかなーぐらいですね。手も無理っす。
結局写真撮って気に入らなくなったので拇指球あたりから削り落として盛りなおしています。

私が使っている資材はポリパテと光硬化パテとグレースカルピー(混合したり液スカ入れたり)です。

ポリパテ=黄色いところ
光硬化パテ=薄い黄色(クリーム色)でちょっと半透明なところ
グレースカルピー=グレーのところ(写真はコゲた色)
 
ポリパテは主剤に黄色の硬化剤を入れて盛り付け、硬化を待って削ります。20分程度。
光硬化パテは、チューブから出して盛り付け、太陽光かスタンドライトなど強い光で硬化させ削ります。硬化時間は30秒~5分程度。
グレースカルピーはオーブン粘土です。盛り付けて焼く。このサイズだと2~3分で様子みないと黒コゲに。


関節球がつるつるしてるのは、球をガラスで作ったからです。つるつる=ガラスの表面。
「おゆまる」で型を取り光硬化パテを少しずつ入れて硬化させました。

型取りはシリコンです。手脂の指紋まで写してくれるニクイやつ。


あとこの画像は、今の所のよい子服の予定図です。できる・・・気がしn

なんと胸のボタン3個の開閉で着せる予定でいます。できるのかこれ・・・。
あー、ウエストを肩が通らないぞ・・・考えなきゃな。
100番綿ローンとシフォン生地か綿ローンの黒で作りたい予定。
レースはリバーレース(希望)、ウエストベルトはリボン刺繍用のやわらかなのを使う予定。
ボタンはハジオットの2.5mm金属ボタンの予定。
・・・予定で。

2012年11月4日日曜日

そろそろ造型はじめるぞー。

どうもご無沙汰してます。
10月は色々あって粘土もパテも1mgぐらいしか削りませんでした。
ほんとです、 いやウソです、仕事道具のためにサフは吹いてました。
吹いて均して吹いて磨いて、とか。

うおー光硬化パテで夏のうちにガツガツ造型したかったのにもう冬ですよ!どういうことなの!


もしかして間に合えば、12月2日に行われるアイドール(東京)でよい子の一通り完成したものを展示したいなーと思っています。
ギリギリ年内に決着をつけたい。

展示で終わるか試遊ボディでるかわかんないけど。
よい子が何らかの方面で興味をもってもらえるならば・・・着せ替えには不自由なサイズですけどなんか可能性があったら面白いなーと思います。
提案から誰かの発想に飛び火したら面白い。展示即売会ならではの楽しみだと思います。

またそのうち、原型シコシコ仕上げてる様子も更新しはじめますー。


ほんで 下の写真は布をいじり始めて最初に作ったなんとなく出来た服一号。
(大胆にも一号を友達にあげました。ははは。)


この写真はこのブログとあんまり関係ないんですが、本職のガラス目玉とお人形の手。

そいでこちら、お洋服二号(ブラウスのみ)。
LJというボディから型紙起して作りました。EIDと違ってお人形体型をしているので、人間らしく見せるように服の流れ(ゆとり?空間?)を捏造してあります。
ゆとりがあると着せ替えしやすくていいですね。


メインに使ってる布は綿ローンの#100だったかな。
台衿も綺麗につけれるようになりました。丸衿、胸にピンタック、袖はシャーリングしてあります。
ああ、ボタンはガラスで作りました。ボタンホールを適当に作ったら用意していたボタンが入らなくて・・・いつもの事ですが自分アホじゃねーのと余分な作業をしてこさえました。

最後のこちらは一番上と同じですけど、一度やってみたかったお人形を抱くお人形。
よい子を抱いてるのはボークスの幼SDというお人形です。
身長30センチ弱の園児ぐらいの体型ですね。スケールは1/3ぐらい。よい子はもう少し育った少女を目指してますが造型の濃度?みたいなのがイイカンジでした。