2013年1月31日木曜日

よい子服3 (とイベント参加のお知らせ)

どうも。週末に大阪で行われる即売会であえる人に捧げるべく、また全力で服縫ってます。

本体のほうは、山のように小さなパーツが抜けているので、注型時のズレやバリが少ないのを精選して仕上げ中です。
綺麗に抜けていれば指で落としただけで分割線が無くなるのよ。(無くてもきちんと均します)
最も上手くできてる場合は型の周りに樹脂のハミ出しすらないのよ。
今までの経験で、仕上げの段差が物凄い労力になるし美しくない事を学んで、今回は型作りに時間をかけました。おかげでエエ出来です。


グラスアイの販売・詳細はこちらの記事へどうぞ。
珍しい新色あります。大阪では初めてのバラ売りもやる予定です。今回は広めに場所を取ったし!

http://coeurlapin.blogspot.jp/2013/01/blog-post_31.html


これはお友達その1にあげた赤目ちゃん。
ウィッグが凄いんだよね・・・これ・・・。


お洋服作りも手早く、美しくできるようになりました。この黒とタックフリルのドレスも5着目。
最初の一着はずっとみすぼらしい出来なのに丸二日ぐらい掛かってました。多分今なら6時間ぐらいで出来るはず。白のシャツワンピは2時間ぐらいかなあ。シャツカラーと持ち出しを作るのに2時間かかるんだよね。

そいで
お洋服のクラシカル・ロリータの路線は当初から狙っていたヨーロッパ系のドールズハウスと馴染みがいいのはいいのですが、日本で好まれてる系やアメリカ系のドールズハウスに置けるようなデザインを考えはじめてます。
今回のデザインが冬服っぽいから春とか軽い服を合わせたい・・・まだ方向は決まってません。


ウィッグと靴は自分で作れないのでハジオット頼りです。
ウィッグはランダムスタイル・ランダムカラーで届くのでブラックボックス。
靴はアレしかないので縛り状態。

ブラックボックスと縛りがあるので制服っぽいデザインはハマったのですがカジュアルとなると・・・ うーむ、無いミソをひねって考えます。

2013年1月22日火曜日

イベントからただいま

がんだむー。
新東名にはガンダムがいるのです。詳しい事は見てのお楽しみで伏せます。上下線のSAどちらにもいますぜ。
東京で行われたドールショウへ参加してきました。
毎度なかなか出られなくって今回こそは と決めていたところで写真撮らせてもらってきました。


これは展示してたよい子さん。
目立つところに置いたのも良かったのですけど、本当に多くの方が足を止めて見てくださいました。
ありがとうございます。
楽しみにしていた方には申し訳ないですが、今回も販売分はありませんでした。
(POPの文字= 1/12キャストドール「よい子」 2013年いつか発売予定 今回はおフトンが間に合いませんでしたごめんなさい 予価\30,000)


そんで、とっても見てみたかったディーラーさん。
「猫目薬局」http://lovemcr.blog.fc2.com/というドールとドール小物、猫物の合同ディーラーさんの写真です。
モフモフ猫ブローチのコンデクレンさんとお喋りしていただいたのをきっかけに、彼女の作品はもちろんメンバーさんの魅力的な作品を是非みてみたいと思っていました。念願叶った!
左手の上あたりに、爪に乗ってしまうサイズのビスクドール(着替えが出来る!)ちゃんたち、その下の段にモフモフしたコンデクレンさんの作品、四角い桐箱はこれまた小さな人外ビスクドール、右手はアクセサリーとお人形の展示(ツーテールさんと黒髪さんは別の作家さん)、下段はドール用パーツポストカードを並べておられます。

これは「ホワァ!!」と思った箱入りのうさぎさん。ほびっとさんの作品です。いい!!

東京に限らず、即売会では素晴らしい作品が見られて目の保養になりますね。
次は2月3日、大阪でドールズミスです。品薄サイズを出来る限り補充して持って行きたい。 ぞ!!

よい子服2 (とボディ)

ある日の作業机。これはシリコン埋め前の表面調整中でしょうかね。
左上のカップの中に原型が入ってます。青い棒みたいなのは着色アルミ針金です。これで腕や胴の中空構造を作ります。(インサート成型)
ほかに転がってる道具はスポンジやすりとペーパー(#1500)、粘土用へらにピンセット竹串カッターヤットコはさみ。特別なものは何も無いです。

ドールショウの記事はいっこ新しいのにまとめてます。
この記事はそれ以前のお洋服やら今回のボディの様子です。
これが今回のボディです。
カタチになっているだけで、無駄分割や不恰好な内部構造なのですが・・・パーツのかみ合わせだけで立ってくれました。自重が軽いのでよく倒れますけどねー。
(そして靴下と靴を履かせると立たない。)

 反省は続くよ、どこまでも。
胸分割は分割線とおり、ムダ分割です。型から抜く方法が思いつかなかったのと組み立て作業の効率化を優先させたくて胸下ギリギリで分割しました。(隙間はかっこ悪いのできちんと擦りあわせしなくちゃなあ)
白飛びしてますが腰と胴の間に一枚板が入ってます。これは動作方向を固定するために入れましたが、あんまり役にたってません。ははは。
あ、おマタには造型なんもないです。
パッとみて人形らしかぬ特徴的な足の付け根は、ぶっちゃけ失敗のように感じてます。可動を殺してしまってる。ような。
でもいいんです。今回はこうしてみたかった。


さてこちらはお洋服です。
アイロンをかけて飾りボタンをつけたら完成ってとこですね。
靴下裏返しだった。ドロワーズのゴムも入ってないね・・・
こっちは着付けた様子。ベルトリボンのアイロンかけ忘れてる。
ドールショウ当日に展示していたのはこのお洋服でした。
が お洋服も(妥協できる程度ですが)反省がいくつかあり、もーちょい手直ししてドールズミスで発表したいところです。

先日のドールショウや10月と12月のアイドールでも「完成したら欲しい!」というありがたいお声を聞いています。まだまだ拙い作品に勿体無いお言葉です。うれしい。

お人形作りはドールアイを作る傍らで、「お人形を作る人が欲しいグラスアイってどんなんだろう」という疑問からはじまりました。そして疑問以上に多くの貴重な経験と収穫を得ました。
お洋服を作り始めてからは、一歩進んで”上から下までトータルコーディネートまでしたときに使いたいグラスアイ”が見えてきました。
「よい子」でそれが実現できるかは別の話ですけれど、より良いグラスアイ作りに役立つ、大きくて重い物を得たように感じています。


2013年1月14日月曜日

平七人形・いノ「よい子」 スペック

金髪ハァハァ。今までの肌色より随分白くて撮りにくいです。
下の方に書いてあるテキストは納書か説明書に入れたい文の下書きというか・・・はんぱですみません。





平七人形・いノ「よい子」

高さ(身長Height) 10.5cm(4.1in) *1
スケール 1/12少女(約120~130cm相当)

セット内容と付属品
 お人形本体
 グラスアイ(ランダムカラー)
 ウィッグ(ランダムカラー) *2
 ベレー帽
 ワンピース
 ノースリーブシャツ
 ドロワーズ
 靴下
 靴(ランダムカラー)*3

 付属品
  取り扱い説明書*4
  ドールスタンド*5
  ゴム引き*6


お人形の材質
 無発泡ポリウレタン(ノンキシレン/顔料系着色料)
 ステンレス
 モビロンゴム(日清紡ケミカル)0.5mm
 (保護剤にUVマットスプレー)
  グラスアイはブチル系粘着剤(ひっつきむし)で留めてあります
  ウィッグは低粘着両面テープで留めてあります


類似する大きさの人形・フィギュア(Similar Doll)
ドールズハウスドール・ オビツ11・BROWNIE!・武装神姫・ピコニーモ など

アゾンピコニーモ用のお洋服が大体着られます。(タイツは丈が余りますが靴下は問題なく履けます。ただしアゾンピコニーモ用のブーツは大きすぎて合いません 。)

BROWNIE!と武装神姫用のお洋服もだいたい着られます。(BROWNIE用の靴は問題なく履けます)


*1身長/靴とウィッグをつけた状態で約11センチ
*2ウィッグ/Heidi Ott Childrens Dolls Wigs, Dolls House Miniature
*3靴/Heidi Ott Teenagers Dolls Shoes, Dolls House Miniature
*4取り扱い説明書/2013年2月中旬にお届けします
*5ドールスタンド/2013年2月中旬にお届けします Heidi Ott Doll Stands (5cm) , Dolls House Miniature
*6ゴム引き/2013年2月中旬にお届けします BEAD SMITH Flexible Twisted Wire Beading Needles MEDIUM


平七人形の「平七」は生家の屋号です。
「いノ」は いろは の「い」 です。 ボディーの改良版やお顔が違う版作った場合に「ろノ」、「はノ」として出すかもしれません。出さないかもしれないけど・・・。
外箱のラベルに描かれているお花(白梅・紅梅・蝋梅)はこの時期に見られるお花を描きました。
ウィッグはランダムスタイル・ランダムカラーでしか購入できないのです。すみません・・・。
グラスアイは既存色です。今回は赤・あおにび(水色系)・ロベリア(紫系)のいずれかです。
外箱はフタミ式の貼り箱に綿入りクッションです。

(写真はりました。3つあるけど2体はお友達のところへ行く予定。ドルショ販売するとしたら1体です)

2013年1月1日火曜日

よい子服1 試作終了?

あけましておめでとうございます。

隙あらば作業してる日々ですが、ガラスは握力や筋力が無かったり判断が鈍ってると危険なのでさすがに無理できません。
ので、
年末イベントの合間はお洋服を作ってました。

以前の記事で触れていたマークカッターがいい仕事してくれます。
こちらは裁断前の様子。すべて縫い代1ミリで切り抜きます。

シフォン生地で縫ったシャツカラーのアンダーワンピ。
これはパネルラインでなく、普通の前後身頃で取り直しました。
原型から変形して引かずに、直接ボディーへ紙を貼り付けて型紙を取っています。
なんともアナクロ。できればいいんだ。
袖の製図なんかは最大幅・最少幅や肩からの寸法だけで適当です。
(だから着れないとか腕が通らないっていう略)
何度か仮縫いと型紙修正したので本番用の布で一通り縫いました。
あと少しの修正をすれば使い物になりそうです。
白いアンダーの衿形状、(前からだと分かりませんが)黒いオーバーの背側肩付近がモタついてるのと袖口を少し拡大して留め具がつけれるように、袖丈も4mmぐらい短いほうが布に合ってそう。

黒い生地は薄くて柔らかですが、光沢があって透けないし、シフォンより張りがあります。
なんとかカタチになってますがお裁縫は初心者なのでシャツカラーの縫い順を何度も間違えたり、縫い代を倒すステッチ方向すら何度も間違えてやり直したり。
早く手続き記憶したいものです。


気づけば2013年。
ガラスをいじりはじめて20年も経ってました。
あと何年ガラスを作っていられるんだろう、あと幾つの作品を作り上げられるんだろう、と考えた瞬間に時間が惜しく思えます。
タブレットPCのカメラで遊んでた一枚。