2012年4月28日土曜日

自分めも

お人形の作り方を見ながらただよっているうちに、まとめて見えるところをみっけました。
ブログ村の創作人形カテゴリ。

http://art.blogmura.com/sousakudoll/

閲覧だけじゃ申し訳ないので、まだショボイブログですが登録してリンクつけようとしましたがスクリプトエラーなのかリダイレクトが出来ないようなので、ひとまず文字リンク。
(今使ってるブラウザの設定のせいかなー)

誰もが悩みながら楽しみながら作っているのがとても励みになります。

写真は今日のよい子の成果。
技術的に不安な事が多々あるので、腕一本完成させてみようと思って右腕だけ進めてます。
肘は半球と紡錘球を合体させた半二重みたいな形状。肩はまるっと球にしました。

肩関節は普通に玉。
このサイズの女の子服はチューブトップが多いので腕の露出を考え、腕ではなく胸郭辺を削って納める作戦です。
ほかにこのお人形の体型についてなのですが。
1/12スケール=120~130cmぐらいを想定しています。
ウェスト部分だけ、けっこう絞ってます。ツーピースの衣装のモタツキがあるかなと。
腕前が追いつくならば、ほんのりふっくらした手指とか作りたかったけれども、今の私じゃ不可能でありました。(スカルピーのせいにはしない)

これまでの写真で分からない点ですが(アゾン)ピコニーモ服が綺麗に着られなかったので身体の厚みや尻を落としました。おかげでそれなりに着れるようになってきました。
今後も市販服に合わせて脚部造型を大幅に変えなくちゃならないのかもなー。
それはまたしばらく先の話になりそうです。


なんとなく出来上がった右腕は、これから胸と背中の肉のつながりをパテ埋め、ペーパーがけ(#800ぐらい)、サーフェイサーを吹いてシリコン型をつくります。
 シリコン型からパテ複製して中空構造のためのワックス用なかごつくり。

腕のプロトタイプ作業と同時にヘッドと後頭部もかたどりしてキャストにしてみようかな。と思ってます。お顔ができるとやる気でますから!ね!!

2012年4月24日火曜日

よい子4 腕が長い。

よい子ボディの様子です。
一日に一時間とか、パテを削って盛って続きは次の日、なんていうゆったり造型です。
こちらはヘッドの様子。おでこから上+後頭部パーツは気持ち小さめにしてあります。そうでないとウィッグでかさまししてしまうので。
ウィッグをとどめるのに両面テープなり貼らなくてはならないしなぁ。


頭部パーツはパテ置換せずにこのままスカルピーの上にサフ吹く予定。
耳の形状が左右でかなり違うのだけど、もう粘土もコゲかけてるので修正のしようがなくこれでいきます・・・(本当は後頭部との分割がマズくて気づいたときには遅かったという。)

こちらは腕の関節球をメモしているところ。
今はこの数値より0.5mmずつ小さい球を入れてます。
手首は2mm4mmのままかな。

関節パーツは寸法どおりにガラスを作って、おゆまるでかたどり、パテで半球を作り、半球同士を合体させます。
受け側は、離型処理したガラス玉を(くぼみに光硬化パテを入れておいて)押し付け+光硬化させて作りました。
透明のガラスで作ればガッチリ硬化します。

で  だ。


この通り腕が長かったようです。肘から手首が長いみたい。
手首関節球分縮めたらよさそうな気がします。
(手首球を腕側にくっつけてみました。手パーツ側は0.5mmぐらいの針金を二重コイルにしてインサート成形の予定です。)

ボディの下から。
足のつけ根の関節は偏半球になるような気がします。
写真だと左右の足の付け根が「V」になってますね。もしこのままだと座らせたときに両足パカーンになるので「V」から「||」にしなくちゃです。
(穴の入り口が「V」に見えるだけで内部の彫りは「||」なので腿パーツ側を削るなりして対応可能・・・のはず。)

足のゴム穴は今の所、水平方向で設計しています。
扁球や紡錘形状の関節パーツを使う理由は、見た目のためです。
動作は制限されますが、手首や肘は球関節でなくても不都合ないだろうと。


よい子を作り始めたきっかけは、グラスアイのペアを選ぶために顔パーツを作った事でした。
前から「お人形を作る人が欲しいグラスアイってどんなのだろう」という疑問を持っており、いつの日かユノアさんのフェイスパーツを自作してみて疑問を解きたい。そう考えて造型の手法を学んでいました。
顔だけじゃお人形にならない、だからボディ互換するユノアで作る。 はずだったのです。

きっかけといえども小さすぎるだろうと思う方もいるかもしれません。私もそう思います。
ドールハウスも知らなかったですし、小さければ小さいほどカワイイと思うほうでもありません。
大きいと手に余りそう って感覚からこの大きさになりました。

仕事の合間にチビチビ進めてゆきたいです。

2012年4月19日木曜日

よい子3 粗原型おわり

ながらく編集中で失礼しました。

ようやく粘土(グレスカ)による粗原型に見切りをつけて、パテ置換しました。

顔パーツは流用するつもりでしたが筋骨のある身体にのっぺりフェイスが不釣合いに見えてきて新造しました。

海外の幼女画像をみながらこんな感じかなー?を繰り返してこれに落ち着きました。
顔だけはこれまでに何個も試作していて(おっさん・青年・熟女・幼児ぽいものいろいろ)手探りながら「こんなんはどうや?」というのが見えてきつつあります。

(写真はアイラインとまゆ毛をデジタルで描き入れたものです)

サフ吹きたくないよ~・・・ヤスリがけしにくそうだよ~・・・

グラスアイは4mm/2mmです。白目と虹彩に境界線が出るように作ってあります。
手加減で追視がきつくて視線が合わない事もあるので気をつけなくては。
(追視は目と目の距離とアイホールの形状で左右されます。私が作った顔でダメってだけかもしれません。・・・まぁ追視あまり無いように作るに越したことは無いですね)


ポリパテにしたボディを分割した様子。
胴はどこかで分割するかもしれません。しないかも。
右側は上腕・前腕・手首球が並んでます。

いくつも複製したので分割してないのもまだある。
ボディについては全く初めて作るので恐る恐る作りました。
そして どうやら Z軸方向に厚すぎるっぽい。 気がします。
モヤモヤしながら完成させるよりも、どこかのタイミングで修正できたらいいな。



こうしてお人形になりつつあるので、ボークスの天使の里入館規約が気になるところですよね・・・あれに関しては作り始めるずっと前に答えを聞いてきてます。
私みたいな程度なら問題ないそうです。
私の周りでも(私自身も)勘違いしてる人が多かったので、少し突っ込んで聞いてきてまして、どういう事をして欲しくないための規約なのかも理解しています。
それに関してはまたいつか。

2012年4月4日水曜日

よい子2

(下のほうに「LED照明と光硬化パテについて」「ポリエステルパテとスチレンの保存について」メモしています)

ズボンが穿けました!!
靴が履けました!!



着せているのは HEIDI OTT のドールズハウスチルドレンドール用のセーラー服です。
http://www.heidiott.co.uk/child-s-sailor-outfit-dollhouse-miniature.html

スカルピーを削っただけの粘土塊をパテ置換して、片方の足を腿当たりで切りました。
膝とくるぶしで足がくっついていたのでズボンも靴も履けませんでしたけど、めでたく穿けるようになりました。




・LED照明と光硬化パテについて
(極端にいえば)硬化しません、または硬化遅延します。
少し前に照明をLEDへ変えた作業場所でタミヤの光硬化パテを使ってみました。
以前は普通の蛍光灯(太いほう)を使った照明でした。夜の作業中、取り出したパテを遮光してるつもりでも徐々に硬化してたのにLED照明だと硬化がかなり遅いようです。
どのLED照明でもそうだ、という保障はできませんけど。

LED照明は紫外線を出さないそうなので、紫外線劣化や漂白(退色)についても、いつか比べてみたいものです。


・ポリエステルパテとスチレンの保存について
これはご存知の方多いかもしれません。
ポリパテはスチレンの溶剤とタルクが大部分を占めてるようです。
スチレンは光で反応して勝手に固まってゆく性質があるので、ポリパテもスチレンモノマーも缶に入ってます。光の当たるところに置いとくと劣化が早まるので気をつけよう。うん。

私みたいななんちゃってモデラーがフタつきの缶なんか買ったらナカナカ使いきれません。ということで劣化条件や劣化させた場合のリカバリを調べましたとさ。
なおパテの液面にスチレンの花が咲いてしまったら、花を掬い取って使えばOKらしい。
粘度が増してる場合はスチレンを足せばいいそうです。(光重合、ブルーミング?)