2014年10月31日金曜日

週末記 ~残念速報

こんにちは。

すみません、残念速報。

次回の目玉通販で1:12ドールハウスドールの「よい子」販売に向けて足掻いていましたが、目玉通販の開店期間中に完成させられないので、販売を延期します。

待ってくださってる方にとっては春先からずっと延期ですよね、ごめんなさい。

引き続き制作して、年内の販売を目指します。

この通販と同時に、黒い服のよい子さんをお持ちのオーナーさん向けに白い服の販売(半受注)を行います。
白い服のセットは、ボンネット、ドレス、タイツで7500円の予定です。
いままで”販売”したよい子さんは3体なので、3セット作ってカートへ入れておきます。
 (「いノ」ボディと「ろノ」ボディはサイズ同じです。)


1:4ユノア少女対応フェイス「白」 は 3つ販売あります。




このごろずっとボンネットの試作してたんです。
今朝から作ってた5つ目の修正型紙でようやくいいバランスのボンネットになったかに見えたのですが、どうしてもまだ自分の中でGOが出ないので焦って完成度の低い物をだすより、延期することにしました。

今までのドレスとかでも、4回でイケる所へ落ち着いたのでこの判断は予想外+そして痛い。
試作の跡。
どうにかリボン結びを回避できないかと、ボタン+糸ループにしてみた。
リボン結びの結び目自体は作りつけの方向で。
しかしウィッグによってボリュームが違うので、ループを数段つけるのか、 とか。
スナップも小さいのを取り寄せてあったんですが、とんでもなくサイズ違いでした。

あご紐は普通に手で結ぶ事にします。



こちらは手乗りミラーレス一眼カメラQ10。
以前の週末記で作っていたストラップです。使ってもらってる姿をいただきました。
よかったよかった。


9月ごろにタブレットのためし描きに描いた バッ  の人。
まだ筆圧調整してないんだよね・・・

2014年10月27日月曜日

大阪からただいま

ドールズミスというお人形の展示即売会へ行ってきました。

試作服を着せたよい子さんを展示していたら、何人かの人に声を掛けてもらえて嬉しかったです。

よい子さんの次の販売は、11月7日の目玉ウェブショップと一緒に一体出せたらいいなと思っています。
予想より厳しい日程になってきたので、楽しみにしてくださってる方をガッカリさせないように少し余裕をもって出させてもらう事になるかもしれません。


方向をまとめ次第、ツィッターとこのブログでお知らせしますのでお待ちください。
よい子さんは毎度こんな対応ですみません。




写真は全く関係なく大阪で撮ってきた立体看板です。すげーわ大阪。










他都道府県民の友達がこの道頓堀の凄さを知らないというので撮ってきました。
最初はここは日本なのか と目を疑ったよ。

2014年10月24日金曜日

グラスアイ販売のお知らせ

2014年10月26日、大阪で行われるお人形関連の即売会でグラスアイを販売します。
写真のグラスアイは最近の新色です。このほかのサイズも揃っていますので、お近くの方はどうぞ見にいらしてください。

ドールズミス http://dolls-myth.com/
11:00~

企業6 「coeurLAPIN」

13時以降は人垣ができていて近寄れないかもしれないので、ゆっくりご覧になりたい方は13時より前にいらしてください。

13時以降は比較的廉価なばら売り、傷ありの単品販売をします。仮目にお使いになるなら充分な質だと思いますので、お探しの方はぜひどうぞ。

ばら売りのアイは14:30まで整理券が必要です。ブース前でお配りしてますのでお持ちください。


ユノア少女対応フェイスパーツ、白の販売もあります。
(ノーメイクなのでご注意ください)
アイは12mm推奨、10mmだと物によっては隙間が見えるかもしれません。
価格は3000円、持ち込み数は4個です。










ある日

ムシャクシャして、 アップルパイを焼いた。 美味しかった。

2014年10月14日火曜日

お人形展示会のおしらせ(市松人形+創作人形)

勝手に宣伝でございます。

2014年11月1日から9日まで、東京都浅草橋のお人形店「吉徳大光」にて、第三回にんぎょううらら展が開催されます。

美しい市松人形がポスターやDMを飾っていますが、創作人形(粘土・サーニット)やちりめんの作品も同時に並びます。

開催期間中は、数量限定品、体験教室など予約の必要な催しもあります。

主催は「市松人形(口+卒)啄の会」
http://blogs.yahoo.co.jp/urara_sottaku


市松人形(口+卒)啄の会の味岡人形(味岡映水さん/寛樹さん)とご縁があって、DMをお預かりしました。
じつは味岡さんのお人形を拝見したくて、DMをおねだりしたのです。

開催直前のドールズミス(大阪・10月26日)でお配りしますのでどうぞお持ちください。

 DMの写真は味岡さんの作品ですが、私の目ではないそうです。右側のお人形の目は私の目を使ってくださってるそうです。(どちらの作品も出品・販売とも不明)



前の記事にも少し書きましたが、日本の市松人形の成立は江戸時代、江戸の町の歌舞伎役者のキャラドールが発端だそうです。
女形のキャラドールだから女装男子・・・。
現代で言うとスーパーカーを愛でるような感覚で、超ハイテクな高級品だったそうです。
お金持ちの旦那さんが着替えを楽しまれていたそうです。


市松人形は通常、可動は肩・脚のみです。
石膏等へ人形の母材を詰めてかたどりする方法が多いですが、「三つ折れ」といって正座ができる市松人形も多いです。
可動箇所が多くても、手首、足首、肘は固定のものが多いので、お洋服を着たまま扱う時は可動箇所を把握しておくといいかもしれません。


これもどこかで以前書きましたが、日本の人形というと京都府で作っていると思われる人が多いかもしれません。市松人形に関しては江戸文化の産物なので、京都府では逆に担い手が少ないようです。
京都府では人形の伝統工芸士さんもいるのでそりゃ本場です。本場すぎて分業してるのが普通と聞きました。
定まった原型師さんがいるわけでなく、それぞれの専門がそれぞれの仕上げを施して完成してゆくわけです。
前に仏像の金属装飾にビーズが使われてるから欠落部分の相談をされたことがありました。
金属装飾の人は仏像から人形まで請け負ってると仰ってたので、やはりそういうことなんでしょう。

愛知県内では三河地方の岡崎、西尾、高浜あたりで人形作りが盛んですね。
中部は昔から物作りの技術者が多いため、地産地消を守り抜いてこれたのかもしれません。

2014年10月10日金曜日

お人形写真とか

よい子さんの白い服を見直して、型紙修正して仮縫い。
中央ダーツより、やはり脇からのダーツのほうが見栄えがよさそう。切り開いて改造しよう。
切り開くといってもイラレだけだけどね。

ズドーンとした余裕のありそうな、子どもらしい線になってきました。うん、子どもはこうだよね。

左側は前の試作ドレス。何かとコレジャナイ気がして、もう少し練ることにしました。
パフスリーブかわいいので、パフスリーブ続行です。
脱着は背中でガラスで作ったボタンと糸ループ。 ボタンまだついてない。

こちらは失敗パーツを色塗って遊んでいる「白」さんです。



茶色い目は12mmアクリルアイ。イプルハウスのBICHUNについてきたやつだったと思います。
眉毛むずかしい。


週明けに、ひとつお知らせを書きにこれると思います。
次週もコッチの更新はお休みします。



・・・で そんだけじゃ身がないので、ドールアイについて古今の東西。
今から書くのは、その方法のなかで用いられた一般的な方法なので、作家さん個人による創意工夫、汗と涙の結晶は関係ないものとします。むしろ変態的な作品は知りたいところですが。

まずガラスの発見と、最初の人工的なガラス質について。
人類が人工的に作り出したガラス質は、今から7000年前のタイルが最古の出土記録です。
 使途は装飾品だったんじゃなかろうか ということです。

これは陶土の上にガラス質の柚を施した「ファイヤンス(ファインアイス)」とかいうものです。

で、話は西洋のビスクドール誕生の頃へ飛びまして、最初の頃のビスクドールには、このファイヤンスと似たような方法で作られたタイルの描き目が使われていたそうですね。
半球形の陶土の表面に、虹彩の色になる柚をひき、放射線状に虹彩線を描き、瞳孔を黒い釉で描いて焼成したものだそうです。

その後今のようなグラスアイに変化していったのはご存知の通りなのですが、西洋は頭の内側から象嵌する方法です。 



一方その頃より2世紀前から平らな顔種族の国、日本では雛人形とか市松人形が今のかたちになったようです。
日本のお人形は日本人のお顔なので、骨の凹凸がすくなく、厚いまぶたの下に目が収まっています。

日本と西洋の差は、なんといっても顔の彫りの違い。
お雛様みたいな小さいお人形の目は簡易的に、長方形に切った薄いガラス板へ、瞳孔、虹彩の色、白目の白 の順に描いて、それをひっくり返して象嵌したりするそうです。
私がガラス屋として目を納めている市松さんは、目を入れる部分を掘り込んでグラスアイを設置し、それからまぶたの造形、表面処理(胡粉塗装)してゆくそうです。


作り手としては、顔の作りの違いで目の形状もそれ専用に作るので、お互いに互換がない。
形状、求められるものが違うので、難しいっす。


目が滑る おやすみなさい。 つづきはまたいつか。

(鋳込みの技法はいつごろから日本の陶磁器に使われたか、ちょっと調べがつきませんでした。近所に六古窯があるので、いつか勉強しにいこう。昭和初期から常滑では鋳込み急須が盛んになっていますが、それはちょうどサクラビスクと誕生時期が近いですね。)


どうでもいいけどガラス技法は、一番古いのはキルンワーク(窯の中でガラス粉を溶かし合わせて形を作る)ついで、私が扱うランプワークがほぼ同時に現れたっぽいです。それが確か今から5000年前。
ガラス工芸と言ったらよく想像する吹きガラスの製法は、成立がわりと遅くて紀元前1世紀ぐらい。
吹きガラスができることによって、(まともに生活の中で使える)板ガラスができました。
(現在は板ガラスは吹きで作りません。フロート式といって(略))
こんどこそねる

2014年10月4日土曜日

週末記 ~日用品細工

温かいお茶が美味しい時期になりました。
週末記をサボって制作に集中していたかというと、まー そう 上手い事いくわけなく、もんもんとあらん限りの時間と気力で一進一退してました。

サボったおかげで叫びたいのを抑えてましたけど、まだどう転がせばいいのか分からない物ができてしまったり・・・。来年5月までは、なんとなく予定詰まってきました。


「日用品細工」へ行く前に叫んでおきましょう。
(叫ぶだけではタメにならないので人間の言葉で補足しました)

11月の最終週末に、東京浜松町の都立産業貿易会館で、いくつかの催しがあります。

一つは創作人形 を中心にした「ドールワールド・リミテッド」
http://www32.ocn.ne.jp/~japandollworld/dwl/l_index.html
もう一つはジャパンギルド主催の「ジャパンギルドミニチュアショー」
http://www.japan-guild.org/

もう一つ、 「ドールワールドリミテッド」と同じ主催の「ネイチャーアニマルワンダーランド」という催しも同日開催です。

 ドールワールド・リミテッドという名称の催しは例年12月だったと記憶してますが、今年は11月末の開催です。(ドールワールド・フェスティバルという催しが同主催の別日程でありますがこちらは土日の二日間開催です)
一度ぐらい贅沢な勉強に行ってみたいと夢みていましたが、12月ならなんとかなったものの11月開催なので見送りを早くから決めていました。
ところがだ・・・
同日にギルドショーがあると知って、大変動揺してました。だって大好きな薔薇の作家さんが出展されるんだもの。行きたい。

まだ未練があるけど、そろそろホテル取れない時期になりそう。


さて、
簡単なカメラストラップを作りました。こんなの。
カメラはPENTAXQ10、わずか180グラムのミラーレスカメラ用です。



材料はこんな感じ。
左から、ニコイル(二重リング)、手芸用のスエード紐5mm×1000mm、手芸用品のハンドバッグチェーン、アルミリベット。
ハンドバッグチェーンはナスカンの部分だけ使います。
既出ですがカメラは小さな小さなQ10。
カメラと貴重な撮影データのため各部の強度を考えてから取り掛かります。(30秒ぐらい)
脳内計算では、カメラとストラップがお別れしてしまう時はスエードが千切れるときでしょう。
パーツつくり。
ステンレス0.8mm線でDカンを作ります。ナスカンと二重リングを通しておきます。
ステンレスの交差している部分をエポキシでかためます。
使うのはこれ。
スエードに穴を開けるよ。小さな穴を開けておいて、徐々に大きく広げます。
穴あけはこれでやると狂いがなく楽です。
「穴あけヤットコ」
本来はアクセサリー用途で、とても穴がちいさいチェーンの穴を拡げたりするもの。
つぎはこれ。
リベットが通るぐらいまで穴を拡げたら接着と穴付近の千切れ防止を兼ねて、表から見えないように塗ります。
一液タイプのコレ系は、塗布(含浸)-圧着ですので、表面のざらついたスエードには二度ぐらい塗ってから接着します。
ボンドの殻にPPポリプロピレン。らくがきです。
圧着してリベットを打って完成。
すでに夜だったので、リベットは後日打ちます。 これは嵌ってるだけ。


おまけに最近あがいた形跡。
何かを作ろうとしてるのは分かるが、うん、足りないな。
スポンジ3段ケーキをつくるとしたら、まだスポンジすら焼けてない。