2012年6月26日火曜日

変態的なウィッグとホールボディ

変態的といっては失礼すぎるの分かってますが、コレを人の手が作り出したと思うと、
・・・思うと、いや すごいのよ。

 まず全身の様子
局部を隠せと言いたくなっちゃう人いるかもしれませんが、足の指先見てちょ。
まだ足の指も作ってないのさ。当然局部もなんもないです。
今回はこのままで大丈夫かなと。

 
膝関節も作ってないです。腕がやっぱり長いような気がします。
胸を反らせた姿勢なので妥当といえなくもない程度ではある。
あとは肩周りというか胸の厚さが気になる。原型はポリパテ磨いただけなので、まだガシガシ削って調節します。


ウィグなし状態のヘッドを載せると、妙な感じがするのですが、ウィグ被った状態なら違和感あまりないですね。ウィグを被ると毛で浮くので頭が一回り大きくなります。そのぶん顔に対し頭は小さく作ってあるので目安が当たってたのかな。

設計どおり5頭身程度になりました。

ドールズミスでAZON服いただいてきました。
先週のAKガーデンで発表されたお洋服です。
スカート丈以外はバッチリでした。ホルターネックもちょいとオーバー気味。

さて ウィッグの様子です。

すごいでしょこれ。
三つ編みがお団子になってるよ。
すげー。

ウィグは両面テープでミチっとつけてあるだけです。
ドールハウスドールをお作りのみなさん、ゼヒ一度ハジオットのウィグ試してみてください!(宣伝)


今回撮った写真の状態はまだテンションを入れられる構造にしてないのですが、やってみて改めてテクニカルな問題を、いや 不安をみつけたので全身プロトタイプを見直すか考えてます。
 気づいた問題は、
・脚部が長すぎて手持ちの糸通し(ゴム引き)が足りないかも
・胴パーツのキャスト体積が多いので発熱でナカゴのロウが溶けるかも

脚部の問題については膝を作りこんでパーツわけしてからプロトタイプにするか、ナカゴを最大にしてゴムを通しやすくしてしまうか。
胴パーツについては脚部と同じ方法を取るほかに、分割ボディにして体積を減らす手段もありですね。胴パーツは胸の反りが気になっていたので分割するかも。しないかも。
背中のデティールが消えちゃうのが、ちょっと惜しい。


ともかく早くゴムテンションにしたいのだ・・・

2012年6月25日月曜日

よい子7 全身プロトタイプの途中。


全身をカラーレジン化しました。
運よくお人形関連の即売会へ行くのでそれに合わせて急仕上げしました。



仮組みに近い状況かしら。
 膝関節はまだですが、腕と足首の関節構造が出来たので一通りつなげてお洋服を着せてみました。

完成イメージに近いものができると、モチベあがります。


腕は何かを持つ表情というか、抱く表情というかが作りたかったようです。
造花とか さ。
あとはお水を両手で掬うようなハンドパーツも作ってみたい。


写真ではほとんど分かりませんが、新たに作りこんだ足首部分は扁平半球が入っていてアキレス腱部分を兼ねています。
(理想では紡錘状の扁平球がよかったのですがガラスが上手く出来ませんでした)
 



2012年6月9日土曜日

よい子6 股関節調整


ご紹介している「よい子」はドールズハウス用の少女(幼女?)人形です。約4.1インチなので「よい」。
ウエストを絞ってるので大人っぽく見えるかもしれませんがツーピースのお洋服に対応するためにウエスト付近のモタつき対策です。
(ほかにウィッグを被せた状態で自然になるよう、頭の形状もまんまるでないです)

と まぁ そんなもっともらしい事を並べたところで、武装神姫より太いしピコニーモより背が低いようなので、どちらの服もキレイに着せるにはコツが要りそうです。 はははは。

 最近の作業の様子です。
表面処理をしつつ、脚の付け根関節の受けを作り、関節球も作りました。
関節球はガラスで作ったものをパテで複製してあります。

グレーの部分は表面処理をしたスカルピーです。ポリパテに乗っけて焼けるのかと試してみました。普通に食いつくしはがれない。いいね。


そんで
関節球と脚の位置を決めて継げました。
脚部は切り離していないものを使用。

半球の埋め込み途中。

切り離したのもあったんですが、切ってあると正確な位置決めが難しい。

(ちょっと変な人形作り方法なのかもしれないですけど)
最もボディで押さえたい点は「自立」だと考えてます。その次に座ること。正座は考えていないっす。
今は横から見てS字を描いてバランスをとってます。
ヒザも足首も固定だから立って当然っちゃ当然。

右腕は先日つくったので、左腕と両脚のプロトタイプを作ってみようか、それともヒザか足首関節を作ってからプロトタイプ作るか。

表面処理しながら考えます。

このセーラー服は前の記事で紹介していた、ハジオット社のセーラー服(上着だけ)です。
超ミニ丈ワンピです! ハァハァ

2012年6月3日日曜日

よい子5 腕のプロトタイプ

ロストワックスで中空構造やってみました。
辛くも出来た、かもしれない、 ぐらい。

まだまだ改善を要します。
これはMSDと撮った腕の写真。MSDの写真は近いうちに目玉ブログへUPします。


そういやグラスアイのウェブショップは6月10日で一旦閉店します。
ショップはこちらhttp://coeurlapin.cart.fc2.com/

品薄のサイズもありますが、4mm、6mm、8mm、10mm、12mm、14mm、16mm、18mm、20mmを製作しています。(アニメ風のDD用は売り切れ)
ここをご覧の方でグラスアイにお困りでしたら一度覗いてみてください。
 (次回開催は未定、早くて8月、予想では10月前半)



試作した腕
親指と小指に樹脂流れてないけどキニシナイ!



ロストワックスやってみたメモ
※ワックスは下剤になるので食べちゃダメ。食品へ粉が飛ぶような場所では作業しないでね。

・今回のやりかた=
腕パーツをシリコン型(後述分割注意)にして複製品を作る
複製品を内部の中空形に削り込む(これを ナカゴ と呼んでます)
ナカゴのシリコン型を作る
最初のシリコン型にナカゴを置いて樹脂を流す(インサート成型の一種)
硬化したらワックスの出口を確保して熱湯に入れ、内部のワックスを出して完成

・ここまでで分かったこと
比重は ロウ << 水 < キャスト(ウレタン樹脂)   水と樹脂の差は僅かしかない
思ってたより痩せる、思ってたより常温硬化遅い(冷凍庫へ入れればすぐ)
ロウはキャストに侵されないっぽい(今回はウェーブキシレンフリーの白キャスト)
ロウはアンダーゲート式の複製はできない(素材の特性上)何やってもだめだった
ロウ用の型は片面開放式がよさそう。もしくはスランピング用モールドを参考に。
ロウは切削が容易なのでバリ上等で作って一個ずつ丁寧に整えるのが近道っぽい

・ロウ= パラフィンとかワックスとかいうもの、専門店でさまざまな融点のが売られてますが
今回は100均のロウソク使いました。おそらく融点は55度~60度のタイプ。

・ワックスのロスト=うまくできん


あー もしや もしかして昨晩の腹下しはワックスが食器に入ってたのか・・・も・・・?