2013年10月26日土曜日

お写真をいただきました

(写真一枚追加しました)
ろノ よい子さんは先日オープンしたウェブショップで一体だけ販売しました。
事前に何件かお問い合わせをいただき倍率は数倍だったと思うのですが、開始20秒で射止めていただきました。
昨日発送して、今朝到着。
お受け取り後すぐに電話で撮って送ってくださいました。
えへへ、雛罌粟人形堂さんの3.8cmビスクちゃんを携えています。
椅子の高さもバッチリで足がぶらぶらしている!(そこがいい!よい子は子ども身長なのです!)
すでにドールハウスがあるお家のようで、まさに新しい住人にさせてもらったようです。
ありがたや。こういう姿を見られて嬉しいです。

これから「ろノよい子」は、大切な事を教えてくれた大切な人に一体、親族の子に一体、西の大切な人に一体製作します。
今回のセミロングヘアにブラウンアイの子は”2013年いつか販売予定”という約を果たしてくれました。 記念碑の一体です。
ボディだけでなくお洋服の改良目標も沢山あるので、まだまだやることいっぱいです。

2013年10月21日月曜日

脚 、 という声が聞こえたので撮影中に遊んでいた写真を。
いつもの自分の手との写真もいっこ。
 
自立させるお人形で最も負荷が高くなるのは足首、その次は膝になるんじゃないでしょうか。
なのでこのボディは下から順にかみ合わせが深くなっています。鉛直上で一番上の胸パーツは乗ってるだけに近いですね。
ちなみにテンションはゆるいS字を描いています。
脚の肉は膝のお皿が引っ込んでみえるぐらいに緊張した表情です。
これは一番最初に膝が突き合うぐらいのX脚で作っていたのでその名残ですね・・・今回は別のことを優先させましたが結局X脚にした方がボディとしていいのかもしれません。

膝付近の筋・骨のデティールをわりと残しているのは、スカートを履いてチラリと見えたときに効果的ではないかと狙いました。塗装も映えるし。

お人形作ってる人はご存知かもしれませんが、人間の身体には二箇所・4つしか球関節ありません。肩と股関節ね。肩も股関節も複雑で、外骨格というドールに投影するとき、どこに焦点をあててデフォルメしていくかってのはお人形ごとのコンセプトがあるので正解は無いと思います。

肩関節は比較的、本来の位置にあるようにつけられるのが股関節との違いでしょうかね・・・
股関節といってる箇所は、骨盤の球蓋と大腿骨頭にあたるところで、二足歩行するのに大切な箇所らしく何重にも腱や肉が接続していてその形状は顕わになりません。


また論点がズレていきそうなので、えと、
お人形の腰・股関節付近は骨盤を模す必要は無いと考えています。
一つのパーツに二つの球(大腿骨頭)を接続しなくてもいいんじゃないのって意味です。
長い時間と人々の試行が作り出した構造を否定したいとは思ってません。そういうものにはとても深い敬意を持っています。

見た目の美しさと可動範囲や動作の再現性ってのは常にプラスとマイナスを取り合ってますよね・・・
肩はお洋服から見える機会も多いので、分割は必要最低限であったほうがいい、 けど股関節はもうちょっとなんか出来ないものかと思ます。 割る  とか。


・・・とかなんとか語ったり提案するほど、お人形を掘り下げていないのですが。妄言です。
でも動くオモチャはいじっていてとても楽しいので、また時間を作って完成度を上げてゆきたいです。まだまだ詰めるべき箇所は沢山ある。

2013年10月18日金曜日

ろノ よい子

1:12 ドールズハウスドール「ろノ よい子」 セット内容です。

2013年10月25日(0:00~)から開催予定のグラスアイ・ウェブショップでこの写真の一体だけ販売します。
http://coeurlapin.cart.fc2.com/

20日ぐらいからグラスアイともどもプレビュー予定です。







付属品
 箱 ・ 布団ぽいもの ・ 枕ぽいもの ・ ピンセット(指に刺さるのでご注意) ・ ドールスタンド ・ゴム通し(写真にはありません)

お洋服
 靴下 ・ ベレー帽 ・ 靴 ・ ドロワーズ ・ シャツ ・ オーバーワンピース ・ リボン等

シャツボタンとオーバーワンピースのカフスボタンはピンセットを使って留め外ししてください。

◎メンテナンス用品としてゴム通し用の特殊なワイヤーもセットです。(撮ってもなんだか分からない物体です・・・。)
◎ゴムは保存に向かないのでセットに入れませんが、手芸屋さんで簡単に手に入ります。(1m50円ぐらい)
◎セット内で市販されている品についてはメーカーや品名等を納書に記します。
 

●ホコリや気泡が少しあります。作りなおして、一番まともなパーツで組み上げています。キャストドールにつき物の分割線は出来る限り消してあります。
●フェイスパーツがヘッドパーツに対して少々斜めになっています。このフェイスの特長としてご了承ください。


・グラスアイはブルタックという粘着剤でとめてあります。(コクヨのひっつきむしみたいなものです)
・ウィッグは頭パーツと顔パーツに低粘着両面テープで留めてあります。数回の取り外しで粘着力がなくなりますので、新しく貼りなおししてお使いください。
・着せ替えするときはウィッグー>顔パーツの順に取り外して着せ替えしてください。
・お洋服は全て手縫いです。そっとひっぱったり引き下げてあげてください。

2013年10月15日火曜日

ろノよい子 ボディ

完成品自体の内容を、新しい記事へまとめました。
似たようなサイズのボディ比較です。
左からOBITSU11 BROWNIE! よい子 ピコニーモS
オビツ、ロケットパンチですみません。しょっちゅうロケットパンチしてます・・・。
よい子さんは、脚の長さはオビツと同じ、足の大きさはブラウニーと同じ、胴体や脚の太さはピコニーモに近いです。ピコニーモのお洋服はおおむね着られますが、丈が合わないお品があります。タイツはかなり余るので切らないと無理。
(横からの写真を追加しました。)

この中で出来がいいのはダントツでBROWNIEです。そりゃお値段が完成品で10倍ぐらいしますしね。パーツ数が多いのはオビツ(前後パーツになっているため)、最もいじりがいがありそうなのはピコニーモ(ほぼ全て同じ材質でできているので)。

身長や体型からして、オビツとブラウニーは1:6の幼児や園児ぐらいかなぁと思います。
ピコニーモは1:12で換算すると男性スパモ並なので、少女顔を組み合わせるなら1:10少女ぐらいと解釈するのがいいのかもしれません。


「ろ」のボディの様子です。「い」から多少進化しました。
(胸パーツの肩の所が欠けてますが、あまり変わり無いのでこれでご容赦ください)

高さは素体の状態で頭まで10.5センチ、靴下・靴・ウィッグ・帽子を被ると11センチ程度になります。
肩高はオビツ11やブラウニーより高いですが頭が半分以下なので身長は少し低いです。

サンプルボディ
全面・背面
腕、肘
腕は関節球なくなりましたが、前よりマシな可動になりました。
手は新造ですが前と同じく「本を読む手」です。右手でページをつまみ、左手は本を押さえています。
腰、膝
膝、脛より下は変更なし。
腰関節はテンションの方向を水平から垂直にしました。球は半球形を独立させました。
Y軸回転は不可能ですが、膝がわりとしっかりしているので、多少は膝が回ります。
今回はがに股気味でくっつけたので、極端なぶりっこ内股はできませんね・・・。
(絶対に自立して欲しかったのでつま先開きで作っちゃったのです。)
肉肉しい背中でございます。お人形というよりフィギュアっぽい。
手足や胴など、円筒を基本にした造型にしようとは、最初から考えませんでした。
ドールハウスに立たせるならこういう方向のが似合うんじゃないかと目指した結果です。どうかなぁ。


この後は、2014年1月のドールショウで2体、2014年3月の名古屋アイドールで1体・・・と、口約束してしまっているので、ここに記載して自分の目標にしておきます。

2013年10月11日金曜日

よい子12 自立したぜ

反省や次にしかできない微調整もあるけど、とりあえず今この立ち姿とお座りした姿に自分を褒めたい。
よくやったな。

いろんなものをすっ飛ばしたりしてるのは(多分)わかってる。


・・・ひとつ、分かった面白い事は、大きさのわりになんだか存在感がある。





2013年10月6日日曜日

よい子 11

またほったらかしで失礼しました。
(前の記事にコメントくださったほびっとさん、ありがとうございます!)


原型の修正途中で撮ってみたものです。

前からの変更点は沢山あるので割愛。
最初からのコンセプトどおり、いや コンセプトを明瞭にしてみました。

欧州で見られる伝統的で美しく変態性を感じられる、あの、ドールズハウス(ドールハウス)の世界に溶け込むお人形にしたいってのが「よい子」の芯です。

厳密には妥協は沢山ありますが、初期から芯はブレてないし貫いてるつもりです。
それで、今は何に必死になってるかというと、自立と座りをきちんとしたいのです。






立体物は初心者なので、「それはこの作品に必要なのか」と問い続け、削り落としたドライな作品を作っている自覚があります。
「バランスが大事」って思ったら「バランスしか取れてない」とか。

しまった 写真に関してなにも解説してない。