2017年2月6日月曜日

週末記 ~新しいおもちゃ そののち

レーザー加工機を手にしてからウホウホと遊ぶ日々でしたが、そうそういつも遊んでいるわけでもなく、問題に当たったら問題の解決の髄を探り当て、解決させたら気がすんだ ってのを繰り返しています。

いいのか わるいのか。

別に悪くない。 しいて言うなら、発言したら発言のケツを持てよっていうぐらいですかね。
誰かが待っていたり、疑問を持つならば明らかにしたいという気持ちはあります。
投げる発言が多すぎて忘れてたらごめん。

●年末に突然死したレーザーモジュール(レーザー光を作り出して射出する部分全体)は1月3日に企画販売元へ返送しました。
到着の連絡はいらないけど、突然死の原因が分かったら後学のために教えて欲しい とお手紙をいれておきました。
ついでにフェイスブックページへ突然死の顛末や状況を投稿して同じ症状の経験者を探りましたが今の所同じという人はいないっぽい。
行儀よく普通に遊んでいたユーザーとしては、購入してから短時間で使えなくなったように感じており、しかもDIY品なので「組み立ての時にお前がヘタして壊したんやろ」で流されそうでモヤモヤ感すごいです。
そんなことしてないんだけどな。

ついでに言うと同時期に買った実演用のバーナーも本番でまともに動作せず、こちらも修理の問い合わせしました。この件はたらい回しにされたので返事に困っているところ。販売元が責任持って欲しいんだがなぁ。
新しくオモチャ増やしたら、前に買ったオモチャが壊れてる。困。


このところモノが役に立たないっていう困り事が多くて、しんなりです。

レーザー加工機については布への運用をまとめようと、ずっと考えていましたが…いや…
今日書いてしまおう。

■切れない布などない。
 ・問題は切れっぷり。

かねてよりブログで布の溶断を扱っていました。小さい服には端処理が強敵です。
お人形で気兼ねなく、沢山遊んでいただきたいので服はお洗濯できるように作っています。
とてもロックミシンや巻き縫いが出来るはずもないので、多くは溶断で切りっぱなしになっています。
わたしにとって問題は切りっぱなしでほつれないかどうか。

◎ 合成繊維
× 綿など植物由来
△ 絹
× 毛

◎レーザー加工機で切ると、合成繊維はほぼ間違いなく溶断と同じ断面になり、ほつれません。

×原料が植物由来の繊維(キュプラのようなものも含む)は、恐ろしくシャープに「蒸発して」、ほつれます。 ほ つ れ ま す !

△原料が動物由来のシルクは、ギリギリで使える程度に切り口が閉じます。油脂分の妙でしょう。

×原料が動物由来の毛、皮革は(植物由来と同じく)きれいに蒸発します。ほつれます。

○天然繊維と合成繊維が経横の糸で織られている場合は合成繊維が多い場合は適当に切り口が閉じてくれます。つまり使い物になる切れ方をする。 


・切れるなら次の問題、焦げ色。
焦げ色はよくつく、目立つ場合と目立たない場合がありました。
目立つなら消す方法はあるのか? と試しましたが、自分が持つ方法では不可能でした。

湯で洗う、被服用洗剤で洗う、食器洗剤で洗う、漂白剤、アルカリ、アルコール他芳香族溶剤、 ぜんぶだめ。
その道の専門家の皆さんは解決作があるかもしれませんが全て徒労でした。

数名のミニチュア作家さんに見ていただいて所感をいただきましたが、この程度の焦げ範囲なら許容できるというご回答でした。 自分としても使いどころを工夫すればイケると感じています。


■レーザー光
ここまできて、かねての疑問が強くなりました。

ウェディング用のアレはどーなってんの。白い紙にキレイにレーザーカットしてるじゃん。中国製品とか。
なんで焦げてないの?

私は脱色漂白でもしてるかと勘ぐってましたが答えは違う場所にありました。

実はレーザー光は光に直進性を持たせたもので、もとの光の波長が違えばレーザー光の性質も変わってくるようです。まだ雲の上の問題なのでしっかり調べてませんが根本は理解しました。
私が購入した加工機は青色ダイオードレーザーというものなので、光の色に近い色は切れにくいです。陽光を虫眼鏡で集めたとき、白い紙より黒い紙が先にこげるのと同じ。


■プロッタ方式・ガルバノ方式
もう あまりに専門的で、統合された情報が出てこないから推測するしかないんですが。
 どちらもレーザーの出力方法にとどまらず、さまざまな所にある方法です。

プロッタ方式はカッティングプロッタがいい例ですね。
出力ヘッドが縦横のレールの上をモーターで動いて出力していきます。
または縦方向はベッドに乗った出力材料が動き、横方向へ出力ヘッドが動くというもの。

3Dプリンタも、慣用的に3Dプリンタといいますが、3Dプロッタともいえるのではないでしょうか。
3Dプリンタの出力は何種類かありますが、ベッドがZ軸に動き、ヘッドがXY軸に動くというのが多いと思います。

ガルバノ方式はレーザー光の焦点を結ぶ位置を調節する方法で、定点から出た光をいくつかの鏡によって焦点を変えてやる方法です。つまりレーザーヘッドは基本動かない。(動けば出力範囲が広がる)

ガルバノ方式は見てもすごすぎてわけが分からなかった。非常に高速です。

おのおのに長所があるので、どっちがナニというもんじゃないですがカッコよさに感動したので蛇足しました。

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