2014年7月25日金曜日

週末記 ~シリコン

今回はシリコン型の様子です。
知らない人には興味深い作業かもなぁ と思って写真撮ってみました。

造型と同じく、むかしから興味はあったものの手を出したのはわりと最近です。
5年くらいになりますが、本業が忙しい時期は造型はストップしちゃってて、その間に資材が使えなくなってたなんてよくあります。

うう 写真用意しただけで眠くなってきた・・・

誰かに教えてもらったわけでなく、プロでもなく、ウェブの先人や失敗から学んで今現在も発展途上ですがこんな感じです。

左=複製物
右の塊がシリコン型。 注型して取り出していないので、うっすら中身が見えます。
こういうタイプの中身と外形の場合はクランプにあまり気を使わなくていいので輪ゴムバインドです。今の所漏れないよ。
大きさ。
中央の紙は普通の名刺サイズです。長辺91mm短編55mm。
シリコンは500g、樹脂は30gぐらい使っています。
お面状態で薄物ですかね。耳付近は少し厚いです。
外観1
左面に中身の鼻が見えます。右面が顎側です。
右面の上部の白っぽい長方形の部分は流し口で、液溜めプールになっています。
(アンダーゲートなので出口が3箇所あります。顎付近に一本、両耳垂直にカッター切り欠き。)
外観2
お面の裏側から。
アンダーゲートがはっきり見えます。失敗してもいいと割り切って、けっこうギリギリな型ですね。
アンダーゲートはアンダー=下部 ゲート=入り口、 つまり注型物に対して下部から樹脂を満たしてゆく注ぎ方です。
外観3
横顔
割りました。
顎から上へ伸びる出口がよくわかります。
耳からなんとなく伸びているのが、カッターで切り欠いた空気抜きです。
割りました。
ゲートはストロー埋め込んでます。途中までストロー(太)、原型までの5mmはストロー(細)
流し口のプールは、あとからカッターで彫りました。
最初から何か埋めておいた方が楽ですがよく忘れる。
粘土埋めの時は別のことに必死で、あとで出来る事は忘れがちなんだ。
耳の空気抜きの切り欠き。
テストショットで泡が抜けない場所に、こうして出口を切って抜けるようにします。
大抵数回のテストが必要。
見えるかなー、メイン出口の顎(ストロー/細)
泡が一個見えてますね。
左上部分のストロー接続部は、複製物の内側に設置します。そうしないと脱型事故多発でゴミ大量です。
内側に設置してあるのが見えますね。
まだ10回ほどしか使ってないので、液漏れもこの程度で収まっています。
取り出すとゲートはこう。
流し口のプール&ストローのゲート。

というわけでいかがでございましたか。
凹凸が分かりやすいように、写真の補正がまちまちになっています。
シリコンは造型村透明シリコン、樹脂はウェーブノンキシレン白にオレンジ色の顔料で着色しています。ウェーブノンキシレン白は粘りのほとんどないウレタンで、ポキポキ折れるし静電気もよく出て曲者です・・・ が、なんとなくいつもこれ買っちゃう。

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